空所者という状態

これまで、物を持つことや手放すことについて考えてきました。

増えていくもの。

減っていくもの。

迷いや判断。

それらを通して見えてきたのは、

単なる整理や片付けとは少し違う感覚でした。

物を減らすという行為の先には、

何かを失うことではなく

余計なものが静かに消えていく状態があります。

選ばない。

増やさない。

残すものだけが残る。

そうした積み重ねの先にあるものは、

特別な到達点というよりも、自然な結果です。

私はこの状態を「空所者」と呼んでいます。

それは、多くを持たない生き方というよりも、

必要のないものを持たない在り方です。

何かを極端に制限するのではなく、

自然に残ったものだけがそこにある状態。

その結果として、

迷いが減り、判断が減り、

日常が少し静かになっていきます。

👉 空所者とは、何も持たない人ではなく、必要なものだけが残っている状態の人である。

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