空所者という状態は、
何も持たないことではない。
では、それは他者との関係においてどうなるのか。
人は他者と関わる時、
評価や期待、距離感の中で動いている。
認められたい。
理解されたい。
拒絶されたくない。
そういった感覚は自然に存在している。
空所者も、それが無いわけではない。
ただ、それに固定されていない。
他者の評価があってもいい。
合わない考えがあってもいい。
理解されなくてもいい。
それでも関係は成立している。
ここで重要なのは、
関係を切ることではない。
距離を取ることでもない。
依存しないまま関わること。
他者を自分の軸にしない。
同時に、
他者を否定もしない。
ただ、そのまま見る。
そこに優劣を置かない。
自分の価値を他者に預けない。
他者の価値も自分で決めない。
それぞれがそのまま存在している。
関係はある。
でも、関係に縛られてはいない。
評価されても崩れない。
理解されなくても揺れない。
その状態で関わることができる。
それが、空所者にとっての他者との距離。
近いこともできるし、遠いこともできる。
どちらにも固定されない。
ただ、その場に応じて存在する。
それが、空所者の関わり方。
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