選択していない選択

人は、選んでいると思っている。

何を持つか。

何を捨てるか。

何を続けるか。

すべて、自分で決めているように見える。

でも実際には、

選んでいないものも多い。

意識して決めたわけではないのに、

そのまま続いているもの。

なんとなく残っている物。

なんとなく続けている習慣。

なんとなく前提になっている考え方。

それらは、選択というより維持に近い。

一度も明確に選ばれていない。

それでも存在し続けている。

空所者は、ここを見る。

それは本当に今も必要なのか。

それとも、

ただ消されていないだけなのか。

選んだ結果ではなく、

放置された結果として残っているものがある。

それは、選択していない選択。

意識の外で維持されている状態。

物も同じように残る。

使わないまま置かれている。

意識しないまま存在している。

気付いた時にはそこにある。

それを「選んでいる」とは言いにくい。

空所者は、一度それを見直す。

今も選び続けているのか。

それとも、ただ残っているだけなのか。

その違いは大きい。

選択しているものは、意識がある。

選択していないものは、ただそこにある。

そこを分けるだけで、

世界の見え方は変わる。

残すものと、残らないものが自然に分かれていく。

それが、空所者の見方。

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